サーバーが国内にあるため、海外からのアクセスが非常に遅くなっています。国内外のDNSリクエストを分離し、国内アクセスは国内回線、海外アクセスはCloudflareを経由させることで、海外からの表示速度を大幅に向上させられます。
必要なもの
Cloudflareアカウント、クレジットカードが紐付いたPayPalアカウント(無料のCloudflare for SaaS開設用。残高ゼロでもOK)、少しの時間
中継用ドメインを取得する
まずEU.orgで無料の二級ドメインを取得します。
サイトのミニマルなデザインは無視して、Sign-in or sign-up here! → Registerをクリックしてアカウント登録。入力項目:Name、E-mail、Address (line 1)、Address (line 2)、Country、Password、Confirm Password。記入後「ドメインポリシーを読み同意しました」にチェックを入れて登録完了です。
ImportantNameはスペースを入れ数字を含まない必要があるようです。例:
VinkingだとEnter a valid value.エラーが出ますが、Vinking lomaなら通ります。またAddress (line 1)(line 2)は適当でOKですが、空欄は不可です。
登録後、検証メールが届きます:

検証メール
nic.eu.org/arf/XXXのリンクをクリックしてメールアドレスを検証。完了後、メールに記載のnic-hdlのXXX-FREEをログインページのHandle欄に、パスワードを入力してログインします。
ログイン後、New Domainをクリックしてドメイン登録。Complete domain nameに取得したいドメインを入力(下のlistで利用可能な後綴を確認可)。ここでは例として無料ドメインvinkingtest.eu.orgを申請します。
次にCloudflareにサイトを追加します(まだドメイン登録は完了していないので、このタブは閉じないでください)。
追加サイト → 申請予定のドメイン(例:vinkingtest.eu.org)を入力 → 無料プラン選択 → DNSレコード追加はスキップ。最後にCloudflareのネームサーバーkenneth.ns.cloudflare.comとmalavika.ns.cloudflare.comが表示されます。
EU.orgの申請ページに戻り、最下部のName serversのName1・Name2にそれぞれ記入。Submitをクリックし、「No error, applying changes... Done」が出れば登録完了。Cloudflare側で「完了、ネームサーバーを確認」をクリックしてドメインを接続します。

DNSレコード
待機
EU.orgはドメイン登録に時間がかかります(最短10分〜最長1週間)。私は2〜3時間で登録成功メールが届き、Cloudflareからもドメイン有効化メールが来ました。これで次のステップへ進めます。
サブドメインを解析
Cloudflareで取得した無料ドメインを開き、DNSをクリックしてサブドメインのAレコードを追加します。ここでは例として名称にiを指定:

DNS設定
SaaS接続
SSL/TLSのカスタムホスト名でCloudflare for SaaSを有効化。ここでPayPalに紐付けたクレジットカードでのサブスクリプション登録が必要です。Cloudflare for SaaSは無料でカスタムホスト名100個まで利用可能。100個超過分は$0.1/個/月です。

Cloudflare for SaaS 請求
Noteサブスクリプションをキャンセルするには、右上のプロフィールアイコン → 請求 → サブスクリプション → キャンセル
SaaS有効化後、フォールバックオリジンを追加。フォールバックオリジンは先ほど設定したサブドメインなので、今回はi.vinkingtest.eu.orgです。追加後、ステータスが有効になればOK。
次にカスタムホスト名を追加。ここに自身のサイト名(例:vinking.top)を入力。IE6対応が不要なら最低TLSバージョンをTLS 1.1以上に設定してセキュリティを向上させましょう:

カスタムホスト名追加
追加後、証明書検証とホスト名事前検証の2レコードが表示されます。自身のドメイン管理サービス(Tencent Cloud、Alibaba Cloud等)で対応するDNSレコードを追加します。

DNS設定
ドメイン管理サービスでの設定
Cloudflareで証明書ステータスとホスト名ステータスがともに有効になったら、ドメイン管理サービスで境外からのリクエスト用にCNAMEレコードを追加します。値はフォールバックオリジン(今回はi.vinkingtest.eu.org)。これでDNSに2つのCNAMEレコードができ、リクエスト元によって異なる解決が可能になります。

DNS解析
海外IPでアクセスすると下記の画面が出れば成功です。

海外IP 解析成功